<< 前の記事      [ミュージアムスタッフ日記の一覧に戻る]      次の記事 >>
織り姫〜青森修行日記〜4
青森修行日記、今回はわたくし ゆき がお送りします! 
YUKI_Aomori6.jpg
前回はねぶた祭りのお話しで、なんだか楽しい感じでしたが...
楽しい事ばかりではなかった!!

修行というのはつらく苦しいものでもあります。。。 
 私たちが学んできたもの、
お茶、着付け、語学、手踊り。
そしてなんといっても 機織り です。

日本人でありながら、
日本に昔から伝わる伝統的なものを
何も身に付けてこなかったこの四半世紀。
その中でも全く触れた事のなかった
"機織り"という文化は、
私たちの中で本当に毎日
失敗の連続!
特にお裁縫がちょー苦手者にとっては苦痛でした。

それはわたしですが...

忠三郎先生のお家、本がひしめく書斎に機織り機を隙間なく設置して、
10時から18時まで、ほとんどぶっ通しで基礎から学ぶわけです。

糸の巻き方
計り方
織り機へのあげ方など、
チャンと織れる様になるまでに
なんと9つもの行程があります。。。
YUKI_Aomori3.jpg
わたしは毎日行く度に
帰る頃には頭がガンガン痛くなっていました...笑

その中で唯一楽しみだったのは
お昼ごはん!!

前の日の夜にみんなで当番を決めて
人数分のおにぎりを握るのです。
それをお昼になるとみんなで広げて食べる。
YUKI_Aomori2.jpg
どれが大きいとか小さいとか、
それを誰が食べたとか...
このふりかけはおいしいとかおいしくないとか。

そういうたわいのない事で
騒いだりわーわー言っていつも騒いでいました。
織り姫の食いしんぼうが今に始まったことではないのが
ここでお分かり頂けると思います...


機を織れる様になったら???
体は動いているけど頭はフリーな訳です。
そこで女が集ってはじまることといえば"おしゃべり"!!

機織りの太田先生(もちろん女性!)まで交えて
恋愛の事、小さい頃のこと、結婚の夢。
沢山沢山話しました。
YUKI_Aomori5.jpg

織り姫が喧嘩もなく今まで過ごせているのは、
この"機織りおしゃべり"があったからなのかも知れません。

今まで話したこともなかった6人が、
ある日突然共同生活するわけですから、
トラブルも勿論あるはずです。
大きな波も立たず、今日まで迎えられているのは、
この機織りがあったからだと
わたしはつくづく思うのです。

そして苦手だったはずのお裁縫も、
わたしはいつしか好きになっていきました。

"コミュニケーションは努力"と
日々思っていますが、
青森という場所と、機織りが
自然に私たちをどんどん近づけていってくれたようです。

実はここ、忠三郎先生が奥様に隠れて
こっそりタバコを吸う場所にもなっており、
私たちの井戸端会議を聞きながらタバコをふかす、
忠三郎先生のこの後ろ姿も
立派な想い出です!
YUKI_Aomori1.jpg
でも、とっくに奥様にはバレています...笑


☆ゆきさん今日の一句
井戸端で
本音がぽろり
忠プカリ

我ながら、力作!!!

カテゴリ:

page top