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薩摩琵琶、筑前琵琶、錦琵琶の三種の琵琶が、
今浅草に馥郁とした香りを紡ぎだす。祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理を現す
誰もが一度は耳にしたことがある、平家物語の五七調の最初の詞です。
琵琶は古代ペルシャ辺りをその発祥とし、シルクロードを通り中国経由で、今からおよそ千三百年前に日本に伝来しました。琵琶の原型はササン朝ペルシャのバルバットと呼ばれる弦楽器だと思われます。それが西洋に行くとリュートやギターになり、アラブ圏ではウードとなり、さまざまな国の風土や感性によって形を変えていきました。そして今の日本の琵琶樂は、楽琵琶、平家琵琶、盲僧琵琶など5種類に分けられます。
その現代の琵琶楽の中で、薩摩琵琶・筑前琵琶・錦琵琶の三種の琵琶が、9月5日、芸の街・浅草に馥郁とした歴史の香りを紡ぎだします。琵琶の形、音色、語りのちがいをお楽しみ下さい。
演目は、平敦盛と熊谷次郎直実の「一の谷」の悲哀を語る古澤史水『敦盛』、琵琶の器楽としての音の可能性を追求した塩高和之『風の宴』、筑前琵琶の女流の名手、鶴山旭翔・大久保旭夏二人による『羽衣』、そして源平合戦で華々しく活躍した源義経の足跡をたどる『義経』を、塩高和之の弦・古澤史水の語りでお送りします。
9月5日(土)13:30開場14:00開演 6F織り姫の間
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