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ヴァーチャル三味線教室7:駒


震災から1ヶ月が経ちましたが、まだまだ影響があり予断の許さない状況が続いています。

しばらくぶりのブログ更新は三味線の部材の話しをひとつ。

今回は三味線の音色を決める重要な要素のひとつ、駒(こま)の話しをさせて頂きたいと思います。

Dai16-1s.jpg

弾いた糸(弦)の振動を胴に張られた皮に直接伝えるもので、天然素材で出来ています。
手作りなので形も様々で一つづつ音が違います。

津軽三味線の場合は主に竹で作られていて、糸を直接乗せている場所には象牙や鼈甲(べっこう)があしらわれています。

象牙と鼈甲はだいぶ音が違います。象牙はシャープで鼈甲は甘い音になります。

全体の高さや長さに幅、皮との設置面積や、肉厚、竹の材質などで音は千差万別。

皮の張りの強さや好みに合わせてお好みの駒をセッティングします。
割れたり欠けたり、作りが悪かったりすると振動が伝えきれず音が悪くなります。

皮の上に置く場所によって音色が変わります。極端に棹側に置くと箱鳴りが増してしまい、
反対側に置くとシャープになりますが箱鳴り感が無くなって行きます。

駒の丁度良い場所は鳴らして見てずらして行き置き場所を決めていきます。

皮の厚みや張り具合、糸、撥との相性を見ながら自分好みの音色を作っていく楽しさがあるのです。

アミューズミュージアム教室にも様々な駒を用意してますので、ご興味のある方は是非ともお訪ねください。

Dai16-2s.jpg

糸の震動を皮に伝える駒は心から心に響かす役割も勿論担っていると思います。

被災地に思いが届き伝わりますように。
1日も早い震災復興を願い、皆様が安心できる毎日が早く訪れて欲しいと切に願っています。

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