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夏を乗り切る先人の知恵


こんにちは、アテンダントの鈴木です。
今回は、江戸の夏の必須アイテムである「蚊帳」を紹介いたします。
 
私自身、蚊帳を使ったことはないのですが、日本のひと昔前の夏を連想させるステキなものだと思います。トトロなどで見る緑色の蚊帳は、1626年西川二代目甚五郎(現在のふとんの西川)が、「寝る時も目覚めた時も涼味あふれる緑の中にいるように」と麻を萌黄色で染めたことが始まりと言われています。 
 
初夏になったのか、館内のショップでもイベントでも至る所で「蚊帳」を目にします。
1階のミュージアムショップでは、明治〜昭和初期のアンティークを販売しており、
その中に萌黄色の蚊帳がありました。
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田中忠三郎コレクション 「蚊帳長地(麻)」7,665円  (1m)
 
蚊帳の需要が減る中で、蚊帳生地の素材に再注目した奈良の老舗「中川政七商店」の布巾。
蚊帳はたたんで使うと吸水性が良く、広げればすぐ乾くそうです。
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ミュージアムの展示物の中にも、蚊帳を使った機能的な襦袢がありました。
今では高価な麻ですが、100年程前の日本では木綿より手に入りやすい素材でした。
通気性の良さからも衣類によく使われていました。
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最後に、前回の浮世絵ナイト(木曜恒例イベント)で紹介されたこの浮世絵。
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蚊帳の中で火をつける女性の姿があります。火の真上に注目してみると。。
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なんと「蚊」が描かれています。しかも結構リアルに!

当時の浮世絵のサイズは大体B4くらいですから、この網目といい、蚊といい、江戸の職人芸に魅せられます。このイベントでは超高画質の浮世絵データをブルーレイ対応プロジェクターを使って映しだすので、かなりアップにしても鮮明に見えます。
私もこのイベントから浮世絵を好きになり、毎回参加しています。
 
今年は節電の夏、昔の日本に知恵を借りて乗り越えたいと思います。

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