力強く、野太く、迫力の音が出る太棹(ふとざお)の津軽三味線。
テクニックが増すと、さらに大きな音量、倍音が得られます。
しかし、毎日の練習となると近隣への配慮が欠かせません。
そこで、優れ物グッズのご紹介!
その名は『忍び駒』(しのびごま)
通常、三味線の音の出る仕組みは、
糸(弦)を振動させ、振動は駒を伝って、皮に振動を伝えて、皮から音が出ます。
(皮の上にかけられた通常の駒)
(忍び駒)
糸と皮の間に駒がかけられておりますが、
駒の裏側が皮に付かないように駒の両足が胴の縁に乗ることによって浮かし、
振動を皮に伝えなくするものが忍び駒です。
あるところからの話しによれば、通常の40分の1まで音量が下がるそうです!
材質は、現在は主にプラスチックで作られておりますが、
昔は桜や竹などを用いられたそうです。
忍び駒は、江戸時代中期頃から用いられたそうです。
時の将軍、皇室、御三家などの凶事の際に、三味線演奏が長くて1年とか禁止された期間に、内密に使うことを目的に使われたとか。
天保の改革の頃に、鳴り物などの禁止令があり、稽古まで禁じられたので、
隠れて稽古をする際に消音の為に使われたとか。
気になるお値段は数百円と庶民の味方!
どんな場所でも、どんな時代にでも、三味線弾きがひとつは持っておきたいアイテム、
それが忍び駒!
稽古の音量が気になる方、
三味線を始めたいが、音量が気になる環境で心配な方は是非ご使用してみてください。