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忍び駒は、こま、だけに、こまらないのか?


前回ご紹介した忍び駒は、安価で手軽に音量を押さえることができる、江戸時代から伝わるスタンダードな優れ物。  

しかし、津軽三味線の場合、奏法が独特なので、叩く音が少々押さえられなかったり、長くなった足が邪魔で、前撥、後撥の弾き分けがいまいち困難になったりしてしまいます。
しかし、消音効果は多なかれ少なかれあるのです。


太棹が用いられている津軽三味線の胴の大きさは、5分大胴で、長唄などの細棹に比べて5分ほど大きくなっています。その為、忍び駒の足の長さが足りず、胴の縁より内側の皮の上に少々足が乗ってしまいますので、細棹の胴より音量が押さえられません。
今までは太棹専用の忍び駒は無かったのです。

現代では、進化した津軽三味線専用の忍駒があります。その名も『こば式忍び駒』
より津軽三味線に適した消音効果を得ることができ、より津軽の奏法で練習することができる、1クラス上を行く優れ物。 

とある津軽三味線の教室の生徒さんが、先生と考案して開発されたものです。

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太鼓の表皮と三弦の間に挟み入れてあります。
薄いプラスチックのプレートで皮を押さえてあり、金物L型プレート上に駒を乗せて浮かせてあり、駒部分から弦振動を皮に伝え無いようになっています。

驚くことに、消音だけでは無く、L型プレートに中央に付いているネジを回して振動を若干、皮に伝えて音量まで微調整ができるのです。

さらに本格的に、津軽三味線の奏法にまで対応できる現代の忍び駒は、消音効果も上がり、撥で叩く音までもより消音できます。

通常の忍び駒では満足が行かない方は是非ともお試しあれ!

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