AMUSE MUSEUM BLOG

■2011年9月アーカイブ

今回は、前回の神原の仁太坊の続きです。

「人真似で無く汝の三味線を弾け!」と芸心と、芸哲学を弟子達に教え、それぞれの弟子達の三味線芸は個性的に多彩に拡がって行きます。

仁太坊の一番弟子である叩き三味線と八人芸の、喜之坊。仁太坊の叩きに反して弾き三味線を編み出した、長瀞の長作坊(太田長作)。八人芸や唄の名手の嘉瀬の桃(黒川桃太郎)。出崎坊、
その他にも沢山の弟子がいたそうです。

叩き三味線の喜之坊には弟子の亀坊、赤坊、やがて木田林松栄へと繋がり、弾き三味線の長瀞の長作には梅田豐月(鈴木豊五郎)などの弟子がいて、高橋竹山へと繋がって行きます。
仁太坊の芸哲学は、弟子の又弟子達にも伝えられます。

そして仁太坊の最後の弟子が、津軽三味線の神様と呼ばれた白川軍八郎。
軍八郎は仁太坊のように八人芸を行わず、津軽三味線ソロである曲弾きを編み出しました。
素朴な弾き方であった坊様三味線を、叩き奏法と弾き奏法をミックスし、テクニカルな技法を高め、独自な三味線を編み出します。仁太坊の教え「汝の三味線弾け!」を体現したのです。

そして軍八郎の弟子には三橋美智也さんがいます。あのミッチーこと、三橋美智也さんは仁太坊の孫弟子になるのです!歌謡ショーの中で、民謡と津軽三味線曲弾きを披露します。

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白川軍八郎(左)と三橋美智也(右)

坊様の名前には、名前のあとに〜坊とつきます。嘉瀬の桃や軍八郎には坊が付きません。
神原、長瀞、嘉瀬、梅田は名字では無く、地名になります。地名+名前+坊となる訳ですね。ちなみに私に当てはめてみますと、『浅草の大坊』となるのでしょうかね...。

仁太坊の弟子の中、白川軍八郎以外は音源は残されていません。
長作の弟子である梅田豐月は沢山のレコードが残されていますが、それには理由があり、
別の機会に触れたいと思います。

坊様達は今で云うアーティストとは程遠い扱いをされていたので、録音物は皆無です。
三味線を聴くことができずにとても残念です。坊様達の三味線を聴いてみたいものですが、
しかし、僅ながらあるのです!

作家であり、津軽三味線の歴史研究の第一人者である大條和雄先生が、仁太坊が津軽三味線の始祖だと調べられたのですが、その大條先生が、坊様三味線の継承者を訪ね歩き、昭和50年代に録音し、収録されたものがあります。
すでに坊様現役を引退している方々の演奏ですので、しばらくぶりに弾く三味線は、思い出しながらの少したどたどしい演奏ですが(失礼)明治〜大正時代の頃の坊様三味線の演奏が数曲聴けます。

キングングレコードより発売されたカセットテープ5巻組『津軽三味線大全』(1986年)と、同じくキングよりCD5枚組『津軽三味線大全集』(1998年)こちらでは長瀞手と呼ばれる長作坊の教えた三味線や、盲人達が覚える為に伝えた口三味線も(三味線フレーズを唄う)収録されています。

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津軽三味線大全

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津軽三味線大全集

音源を採集し、残していただき、現在でも聴けることに本当に頭の下がる思いです。
坊様三味線は今の津軽三味線に比べて大変に地味ですが、味があります。
津軽三味線にとって一級品の勉強材料の音源です。戦前のSPレコード音源の津軽民謡の三味線伴奏と聴き比べると、類似する部分などがあり、大変に勉強になります。
1人1人演奏の違いのある津軽三味線の個性は、神原の仁太坊の芸哲学により様々な三味線となって行った訳です。

今回の神原の仁太坊とその弟子達については、大條和雄先生の『弦魂津軽三味線』(合同出版)『津軽三味線の誕生』(新曜社)から参考、引用させていただきました。

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私が三味線を弾いて行く上で、仁太坊を知ることにより、精神面で多大なる影響を受けました。
「汝の三味線を弾け!」

次回は大條先生の仁太坊取材についてのことをご紹介させていただきたいと思います。

続く...。

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こんにちは、アテンダント松本です。

いきなりですが、私の部屋には汚れてとても古ぼけた15cm位のこけしが一つあります。
「このこけしを持っていると、美人になれるんだよ。だから私も美人でしょ~?」
そう言って、11歳離れた姉は、まだ四捨五入しても10歳にならないんじゃないかという私に
そのこけしをくれました。
まだ幼かった私がそんな姉のとっさの思いつきと冗談を信じるには十分でした。

それから大人になって家をでるまで私はそのこけしを大事に大事にしてきました。
倒れたら必ず起こして正面を私に向かせる。
誰かを好きになった時にはそのこけしを枕もとに置いて眠る。
少しでも美人になって振り向いてほしくて。

今も大事にそのこけしは私の部屋に置いてあります。
こけしは日本美人の象徴ですね。
「こけしちゃんみたいでかわいいね」
って言われてもあまり嬉しくなかった昔ですが、こけしの中にある『美』がなんなのか、は昔よりは見えてきている気がします。
言葉で説明するには若輩者の自分にはまだ難しいのですが。

っということで!
持ち主を美人にしてくれる(実姉談:確証なし)こけしさんですが、
アミューズミュージアムにはたくさんございます。

置きものや、キーホルダー、こけしモチーフの小物類。
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時代は変わっていくものですか、こけしもまた然り、ですね。
髪の毛の色もさまざまです。
ファンキーからロマンチック、ゴシックまで幅広くカバー。

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外見での劇的な変化はすぐには期待できなくても、
こけしの中に潜む『美』には気づかされるはずです。

時代は変わってこけしの有り方も変わってきているようですが、
変わらない我が国の伝統工芸のアート美をこちらでもお求めくださいませ~。


ズンッ 
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※このイベントは終了しました。

毎回、満員御礼!

今年3回目となる浅草ホリデー!の内容が決定しました。

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※画像はクリックすると大きくなります。

今回のライブゲストは、奇妙礼太郎さん、そして竹原ピストルさん。

浅草、秋の男祭りです!!

そして、いつもの様にラウンジDJは、お馴染み佐藤強志とGENTAです。

2011年10月16日(日)18:30 START〜

6F Bar Six, 5F Bar cinq、織り姫の間ほか〜

料金はいつもの様に4000円です。(今回も、特に予約はお受けしていません。)

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『編集者的酒場ゼミナール』第7回
<10/21(金)>のゲストは、坂本美雨さん

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以下、石黒謙吾さんの紹介文を転載しています。

美雨さんは大のネコ好きで、愛猫は「サバ美」。
ってことで、つながりは、動物保護活動なんです。

といっても僕のほうは本を作っているぐらいで現場活動には
参加していないのですが......。

美雨さんは、多忙な中時間を作り、
保護犬猫の世話や、署名集め、トーク(時に歌までも!)など
積極的に活動しているんですが、その活動の母体が、
ペットと呼ばれる動物たちの生命を考える会「ふりぺ」であり、
杉並にある、動物愛護団体「ランコントレ・ミグノン」です。

これらの活動には、僕がプロデュースと編集を手がけた『犬と、いのち』
の著者、渡辺眞子さんも精力的に参加されています。

「ミグノン」はペットサロンとカフェもやっていて、
カフェで、以前僕が構成した絵本『どうして?』
を置いていただいていて、朗読会をして頂いています。

ってなことから、
「ミグノン」の代表、友森玲子さんがセッティングしてくれ、
うちで鍋をやって、犬猫ひっくるめて盛り上がったというわけ。

そんな経緯があり、ここはひとつ、
1匹でも多くの犬や猫たちの命を救うべく、
「ふりぺ」や「ミグノン」の活動についてを中心に、
やはり聞きたいよねと、音楽のことも織り交ぜながら、
いつものように、「徹子の部屋」よろしく「謙吾の部屋」的トークを。
座敷で、ブッフェ+飲み放題でゆるりとどうぞ。

坂本美雨ツイッター

■坂本美雨ブログ「のらネコよ、ちょっとお寄りよ」

ヤマハ アーティストページ


【日時】
10月21日(金)
18:00 ~19:30 開場というか飲食タイム
19:30 ~20:30 ゼミナールというか講演タイム
20:30 ~21:00 歓談というかコミュニケーションタイム

【会場】
アミューズミュージアム6階「織り姫の間」


【料金】
5000円ぽっきり!
3時間のフリードリンク&食事(ブッフェ形式)・ゼミ受講費、全部コミコミ。

【ご予約・お問い合わせ】

電話 アミューズ ミュージアム 03-5806-1181(10:00~18:00)
または、こちらの問い合わせフォームからお願いいたします。
※飲食アリのイベントの特性上、できるだけ事前にご予約いただけるようお願いします。

*ご予約特典:
イベントご予約者特典として、「布文化と浮世絵の美術館」アミューズミュージアムの「LOVE ! Handmade~針と糸が織りなす世界〜展」招待状(1枚で2名様までご観覧いただけます。2000円相当)をプレゼントします(4月3日まで有効)。 

重要文化財70点を含む約1500点の日本のテキスタイルアートは必見!(石黒謙吾プロデュース本「物には心がある。」著者の田中忠三郎氏が50年がかりで収集した布のコレクション)
招待状は当日会場でお渡しします。
(イベント当日は美術館は閉館時間を過ぎていますので後日ご利用ください)。

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伝説のネタを中心としたパフォーマンスで、超満員のお客様を爆笑の渦に巻き込み、その実力の程をまざまざと見せつけてくれた九十九一さんのイベント「九十九っちんぐ」の第三弾の開催が決定しました。

浅草11・3〜九十九っちんぐVol.3〜 霜月に クスッと笑える オムニバス

※大人向け内容のため、「高校生未満入場不可」となりました。ご了承下さい。

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日時/11月3日(金)昼の部15:00開演、夜の部18:00開演(開場は30分前)
会場/6F織り姫の間
料金/¥2500(予約、当日とも)
出演/
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         九十九一

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    住友優子         岡本牧子       上の平多香

ご予約は:
電話 アミューズ ミュージアム 03-5806-1181(10:00〜18:00)
または、こちらの問い合わせフォームからお願いいたします。

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※このイベントは終了致しました。

MANDALA(南青山)でのレギュラーライブが好評の「みどりこ」さん!
小さな子供から大人まで、ファミリーで楽しめる「みどりこワールド」を是非体験してみて下さい!
アミューズミュージアム初登場!! 
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↑画像はクリックすると大きくなります。

☆シンガーソングライター みどりこ プロフィール

4歳からピアノを始め、小学生から作曲を始める。
学生時代、リチャードクレイダーマンに影響を受け、大学卒業後上京し、
今田勝師とトム・ピアソン師にジャズピアノを学び、まきみちる師に歌を学ぶ。

FMヨコハマ・『あしたまにあ~な』をはじめ、多くのラジオ番組やテレビ番組に出演
映画 " TWIRIGHT FILE " (主演;中澤裕子・クリス松村・斎藤祥太・飯田香織 他)に曲を
2回連続提供

こどもの歌にも挑戦し、振りつけのある『トマトマンボ』などは、子供たちに好評♪
好きなアーティスト、ジェイソン・ムラーズのような歌も作り、イベントで好評な『焼酎ロック』という、大人の演歌ロックなどの歌も作り、幅広く創作活動を行っている。

シンガーソングライター みどりこ ホームページはこちら

【公演概要】
アーティスト : シンガーソングライター みどりこ
会    場 : アミューズミュージアム 6F 織り姫の間
日    時 : 2011年 11月4日(金)、開場19:00、開演19:30 
料    金 : 一般(予約)¥3,000、 当日¥3,500、 学生¥2,500、(1ドリンク付き)

ご予約・問合せ:
アミューズミュージアム:TEL 03-5806-1181(10時~18時)
または、こちらの問い合わせフォームからお願いいたします。

みどりこメールmidoriko@kh.main.jpでもご予約受付中!! 

* 小学生未満、未就学児童は入場無料。       
* ご予約料金は、電話、メールによる事前予約の料金です。
* 学生料金は、小学生~大学生・専門学校生などが対象で、予約・当日とも同料金です。
  (当日、受付にて学生証の提示をお願する場合がございます)
* 当館の公演は、チケットの発売はありません。
  受付にて料金をお支払い頂きご入場ください。
* 全席自由、入場は先着順にご案内させて頂きます。

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2011. 9/27(火) ~ 10/10(月、祝)の期間は、

津軽こぎんと古刺子展
アトリエおおせ 大瀬恵美子

を開催します。

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素朴な技法でちくちくと一頭に針を動かした、明治・大正の女性たち。
そんな彼女たちの刺したこぎんや刺し子は、家族への愛情と家を支えた女性たちの心のあらわれと言えます。

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こちらはマットとして敷いたり、タペストリーとして壁にかけたりして楽しめる、刺子のパッチワーク。
刺子だからこその風合いを味わえます。

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みなさま、こんにちは。
残暑厳しい9月いかがお過ごしでしょうか?
中田でございます。
よろしくお願い致します。

今回もオススメ商品紹介!
はい、こちら~

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絹セリシン入り「絹乙女 はんどくりーむ」 ¥420(税込)

絹セリシンとは、絹の1つの成分です。お肌をみずみずしくしっとりと保ち、外の刺激からお肌を保護する働きが優れています。
そして、純天然成分なのでお肌の敏感な方にも安心です。

実は中田、この「はんどくりーむ」様には去年の冬からお世話になっております。
今まで、~塗った後はサラサラ~のキャッチコピーに裏切られっぱなしでしたが、やっと出逢えたのです。

潤ってるのに、超サラサラ♪

乾燥は美容の大敵。
夏の紫外線をいっぱい浴びた手もしっかりケアしてあげましょう!

ということで、アミューズミュージアムのショップはただのお土産屋ではないのです。
様々な選りすぐりの商品が揃うショップです。

やはり...言わせてください。
実際にいらしてください!!!
それが一番です。
皆様のご来店をお待ちしております。

アテンダント中田でした。

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※この個展は終了致しました。

アミューズミュージアム1Fでカワイイ動物達のイラストを書いてくれている
イラストレーターSANAさん。

彼女の初個展をアミューズミュージアム2Fのギャラリーで開催しています。

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「さなの森 個展」
日時:9月13~25日 (20日休館)
SANA在廊日:17、18、19、23、24、25日(11時~17時予定)

このSANAさんは、二年連続で今年も二科展に入賞するほどの実力派。
詳細はブログ「さなの森きまぐれ日記」で御覧ください。

高さ150㎝くらいの大きな作品なんかも登場する予定だとか。

ご本人は、「さなの森の仲間たちと共に楽しい空間にしていこうと思いますよ!!」とのこと。

楽しく可愛い作品たちを見に来てください。

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※このイベントは終了しました。

南方神楽Kプロジェクト2011
"高野聖"(泉鏡花作)

泉鏡花の耽美な世界を、語りとライブ演奏によるオリジナル音楽に加え、
仮面舞踊、さらには、バリの影絵「ワヤン・クリット」の進化形「ワヤン・リストリック」を用い、怪しく映し出す、「南洋神楽Kプロジェクト」

泉鏡花の描く美しき幻想の世界へ南方神楽が誘います。

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※画像はクリックすると大きくなります。

演出:和田啓

影絵デザイン:川村亘平斉

出演:古屋和子(語り)
   小谷野哲郎(仮面舞踏ほか)
   山岸天平(仮面舞踏ほか)
   濱元智之(ガムランほか)
   川村亘平斉(ガムランほか)
   松本恭子(ボイス)
   和田啓(パーカッション)

2011年10月13日(木)、10月14日(金)

いずれも、18:30開場、19:00開演
3,000円(ドリンク別)
入場時に、別途1ドリンクをお買い求めください。

ご予約は:
電話 アミューズ ミュージアム 03-5806-1181(10:00~18:00)
または、こちらの問い合わせフォームからお願いいたします。

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津軽三味線はある1人の男によって誕生したと云われています。

一昔前の津軽地方では、男性の盲人が門付けをする者のことを坊様(ボサマ)、乞人(ホイド)、ジャド、または座頭の坊と呼んだそうです。ストレートに乱暴な言い方をすると、これら坊様とは、乞食をするもののこと。あるいは乞食芸人などを指し、芸の内容は多岐に渡ります。
盲人の門付け芸人で無くても、芸人と云うだけでも坊様と呼ばれる場合もあります。
津軽三味線は、坊様三味線などと呼ばれていました。

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2007年、五所川原市金木町神原に建てられた、仁太坊生誕150周年記念碑

現在の青森県五所川原市金木町神原、岩木川の河原に生まれた仁太坊こと、秋元仁太郎(1857〜1928)は津軽三味線の生みの親であると云われています。
津軽三味線の基礎を築いた功労者にも関わらず、世に認められずこの世を去りました。

八歳の時に疱瘡にかかり生死をさまよい、失明してしまいます。
母親は仁太坊を産み、まもなく他界。父は岩木川の船渡し守りで、仁太坊が十五歳の時に事故により水死、仁太坊は天涯孤独となります。そして、生きて行く為に彼は坊様となり、門付けをし、その日の糧を求めて三味線を弾き歩きました。


仁太坊と津軽三味線のルーツ解明は、1980年代に大條和雄先生によって発表されました。
大條先生の仁太坊については『弦魂津軽三味線』(合同出版)『津軽三味線の誕生』(新曜社)などで読むことができますが、『金木今昔物語・著/白川兼五郎』(自家版・昭和56年)こちらでも神原の仁太坊について書かれてます。

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驚くことに、著者の白川兼五郎氏は、実際に仁太坊の芸を見ているそうです。

自分で見聞きしたエピソードや、氏の父親から聞いた話、昔話しを良く知る知人から聞いた話をまとめています。

『金木今昔物語』によりますと、意外にも仁太坊は家々の軒先を廻る門付けはめったにしなかったそうです。ただの物乞いはしないとのポリシーが強く、毎日のように街の盛り場や茶屋、居酒屋などで、旅の人を相手に芸を売ったそうです。

出掛ける時はバサマ(女房)の『まん』といつも一緒。まんは手引きの六尺棒と太鼓を手に持ち、盲目の仁太坊を手引きします。

仁太坊は、背中に佐々木小次郎の長刀のように太棹の三味線を背負い、腰には横笛と尺八を差して手引きの六尺棒につかまり歩いたそうです。

芸風は、津軽三味線のソロ演奏と云うよりも、八人分の芸を披露する八人芸(はちにんげい)。
唄うと云うよりは唄を語るような口説き節風のもの。三味線や尺八などを用いて唸り上げます。じょんがら、よされ、おはらもみんな入っていて、熱が入るとナンジョ(謎かけ)から祭文までやる芸達者ぶり。

叩き奏法を自ら編み出し、弾くと云うよりビュンビュン!と叩く、あらん限りの芸を取り混ぜ、聴衆をひとのみにしてしまい、あたりを圧したそうです!神原から金木の盛り場まで、いつも同じ道を妻の手引きで歩きます。

また、大條先生の『弦魂津軽三味線』『津軽三味線の誕生』によりますと、仁太坊の元には三味線や八人芸などを教わりに来た弟子達がいました。

弟子達に三味線を教える時に強く伝えたのは芸心、芸哲学。
「人真似は猿でもできる、汝の三味線弾け!」と、教えたそうです。

やがて、その弟子達が、芸の個性を多彩に広げて行きます。

続く...。

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※このイベントは終了致しました。

長曾我部最高委員会×ヤングジャンプ×レキシズル presents
『長宗我部TERAKOYA』~集え!オキザリスの旗の下に~
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歴史をおもしろく学べる、歴史ポップメディア・レキシズルが企画する
TERAKOYAイベントの第4弾!

前回までは「幕末」をテーマに盛り上がりましたが、今回の舞台は戦国時代。
土佐の戦国武将・長宗我部元親を取り上げます。
 
近年ゲームを始めとして、急速に注目を集めつつある戦国最後のカリスマを、
週刊ヤングジャンプ連載マンガ作品「オキザリスの旗 長宗我部元親伝」(作・井出圭亮)と
コラボして、そのビジュアルを使いながら分かりやすくプレゼンします。

元親は、いかにして土佐を統一したのか?
そのプロセスを知る絶好の機会です。
長宗我部に興味があるが、よく知らない方必見の歴史プレゼンです。

歴者アーティスト「さくらゆき」が長宗我部を歌うライブも観れます。
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日時 2011年10月9日(日) 14:00 開場、14:30 開演
 
場所 浅草:アミューズ ミュージアム6F「織り姫の間」  
 
料金:予約2,500円、当日3,000円(1ドリンク付)
 
プレゼンター
渡部麗(歴史クリエイター)
林 太一(長曾我部最高委員会、高知県観光特使)

ゲスト
谷口礼子(シアターキューブリック女優)

ライブ
さくらゆき
 
イベントのご予約、お問い合わせは:
電話 アミューズ ミュージアム 03-5806-1181(10:00~18:00)
または、こちらの問い合わせフォームからお願いいたします。

イベント内容に関するお問い合わせは:
歴史ポップメディア【レキシズル】
電話 03-3293-2013

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※このイベントは終了しました。

門前会開催のお知らせです。

門前会、第4回目のお題は『おまじない』

出演:
荒井 修(扇職人 荒井文扇堂四代目当主)
いとうせいこう(クリエーター)
橘右之吉(江戸文字・寄席文字書家、株式会社UNOS代表)

開催日時:2011年10月1日(土)14:30 Open, 15:00 Start
開催場所:アミューズミュージアム 1Fシアター
料金:予約2,500円、当日3,000円(お飲み物、季節のお菓子付)

ご予約は:
電話 アミューズ ミュージアム 03-5806-1181(10:00〜18:00)

または、こちらの問い合わせフォームから、必要事項と参加ご希望人数をご記入の上、お申し込み下さい。
※座席数に限りがあります為、お申し込み人数が定員に達しましたらご予約受付は終了させて頂きます。

まだ、名簿登録をお済みでない方でご希望の方は、文末に「門前会名簿登録希望」とお書きになりご登録頂けますと、今後のイベント開催のお知らせなどを優先的にお届けいたします。
また、今回参加できない方も同様に、「門前会名簿登録希望」とご送信頂けましたら、次回以降のイベントをご案内いたします。

ご登録頂きました個人情報に関しましては、当サイトのプライバシー・ポリシーに準じて取り扱わせて頂きます。ご理解のほど、よろしくお願い致します。

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8月27日 神田にある青森居酒屋『跳人』にてライヴを行いました!

第3回津軽三味線ライヴ

第1部 

オープニング イントロダクション
じょんがら節 即興 
よされ 即興 
津軽甚句 
津軽じょんがら節 旧節
(ゲスト 津軽民謡歌手 かすみさん唄)
十三の砂山 

第2部 
ゲスト ギター永守健治 
じょんがら4ビート 
リンゴ追分 
縄文 東日流 

アンコール ねぶた囃子インプロヴィゼーセョン

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跳人さんでのライヴは今回で3回目で、以前2回とも三味線の合奏などのスタンダードプレイでした。
今回は指向を変えて、ソロ演奏、津軽民謡、ジャズギターとのコラボレーションです。

時間は20分ほどの2ステージ。
まず最初は私のソロ演奏。じょんがら節や、よされ節の即興弾きです。
毎度のことですが、できる限り、自分らしく変わった演奏を心がけます。
津軽三味線は人真似では無いオリジナルの即興演奏が真骨頂だと考えています。
予定調和は魅力ではありません。


続いてはゲストに津軽民謡歌手の、かすみさんに唄っていただきました。
普段私は滅多にしない民謡の伴奏をさせていただきました。

事情があり、何日か前に御出演をお願いをすることとなりまして、じつは、この日が初対面だったのです。

素晴らしい唄声を披露していただき、マイク無しの生の民謡の迫力はお客様から大絶賛でした!
鍛えぬかれた本物の唄声は違います。

多くの方が、なかなか生で民謡を聴く機会はありませんので、機会があれば私のステージで津軽民謡を披露していただきたいと思いました。

そして、いつもの十三の砂山のアレンジ曲で1部は幕。

第2部は雰囲気一転!ゲストはジャズギターの永守健治さんにご登場いただきました。

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彼とは何年か前から、阿佐ヶ谷ジャズストリートで一緒に演奏させていただいているので、とても息が合います!

三味線は生演奏。そして、レトロなサウンドがギターアンプから流れ出し、じょんがらの三味線と融合して摩訶不思議な音世界へ。

2曲目は美空ひばりさんの『リンゴ追分』ゆったりと演奏します。

3曲目は縄文 東日流(じょうもんつがる)と題したオリジナル曲。 

青森県津軽地方は縄文の歴史が古く、木造の遮光器土偶、三内丸山などが有名です。
遺物では無く、縄文人の祭りや炎を、営みを想い、遥かなる縄文へのロマンを、マイナー調のラテンビートにのせて熱く激しく盛り上げて行きます。

アンコールをいだたき、ねぶた囃子をテーマにした即興演奏で終演。

今年も永守さんと阿佐ヶ谷ジャズストリートに出演します!


10月28日(金) 

杉並区役所前 中杉通り側玄関前。 

18時〜 

無料

28日と29日は阿佐ヶ谷のストリートやお店で、町中でジャズ演奏が溢れます。
駅前でパンフレットやプログラムも配布されておりますので、詳しくはご覧ください。
ご都合が宜しい方は是非ともお待ち申し上げます!

この度はかすみさん、永守健治さん、ご出演を誠にありがとうございました!

お越しくださいました皆様、ありがとうございました!!

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