こんにちわ、アテンダントの鈴木です。
ご存知の方もいると思いますが、当館では青森出身の民俗学者 田中忠三郎先生のコレクションを展示しています。
こちらが、現在特別展として展示している青森の南部菱刺し前掛けです。
これは、津軽刺し子着物(藍で染めた麻布の網目に白い木綿糸を刺し、寒さを防ぎ、布を頑丈にする技法)と似ていますが、南部菱刺し前掛けは、色とりどりの毛糸が刺されています。
ヨーロッパから入ってきた毛糸を皆で分けながら大事に大事に作った気持ちの入った前掛けであり、大正時代の15年あまりの間だけ作られていた、言わば「幻の前掛け」です。
またこれらは、当時の若い女性が、意中の男性のために刺したラブレターのようなものと言われています。職人でもアーティストでもない、一般の女性が作った前掛けには、現代の大量生産には決して生めない美しさがあります。この技術と純粋なものづくりへの精神は、現代の青森の作家さんにも受け継がれており、当館のセレクトショップで出会うことができます。
こちらは、裂織で作られたコートで現代裂織作家の田中アイさんの作品。
その裂織技術で作られたタペストリー。(非売品)
洗練された色合いと、熟練の技術は、遠い昔の先人たちのDNAを引き継いでるのではないでしょうか?
アミューズミュージアムでは才能のある作家さんの作品も数多く取り揃えております。
皆様のお越しをスタッフ一同心よりお待ちしております。