<< 前の記事      [ブログの一覧に戻る]      次の記事 >>
演奏レポート


秋から冬にかけては1年の中では演奏の多いシーズン、その演奏の中からひとつ演奏リポートを。

2011年10月29日、三鷹市新川中原コミュニティーセンターにて行われた『音楽サロンコンサート』にお呼びいただきました。とてもありがたいことに、かれこれ2004年より毎年出演させていただいています。毎回満員御礼の大盛況なのです。お客様はほとんどが地元にお住まいの御近所の方々で、毎年お越しになる方もいます。

コンサートの内容は、いつもは私のソロ演奏を40分ほど、休憩をはさみまして2ステージ演奏します。今回は久しぶりにゲストをお招きし、尺八の松本宏平さんにお越しいただきました。演奏前日にも阿佐ヶ谷ジャズストリートへゲスト出演をいただきましたので連日の御出演。ちなみに2005年にも尺八の入江要介さんにもお越しいただいたことがあり、その時も大変好評をいただきました。 

Dai42-1.jpeg

第1部は私のソロ演奏です。 
〜セットリスト〜
第1部
オープニング〜即興曲弾き
津軽じょんがら節 旧節
津軽じょんがら節 中節
津軽よされ節 
十三の砂山 その1


第2部は尺八の松本宏平さんと私の演奏です。
〜セットリスト〜
第2部
じょんがらセッション
尺八ソロ 鶴の巣ごもり
リンゴ追分
十三の砂山 その2
〜アンコール〜ねぶた囃子

いつもご一緒させていただく尺八の小濱明人さんと松本さんはアプローチが随分違います。
その演奏にこちらも反応して即興演奏は変わり、今までとは違う演奏になりました。
同じ楽器でも演奏者によって内容や音色、アプローチは変わりますので面白いのです。
津軽三味線も演奏者によって皆、様々に違うところが面白さだと思います。
2曲目前に松本さんから尺八のお話し。虚無僧の由来や歴史、頭に被る天蓋(てんがい)のこと、虚無僧は門付けを行うことなど。私も第1部で津軽三味線も家々の戸口に立ち演奏する門付けが始まり、との説明をさせていただきましたので、門付けが一緒なのだと皆様にお聞きいただきました。

そして尺八ソロ演奏、曲は『鶴の巣ごもり』と云う曲で、ご説明によると色んなバージョンが各地にあり、その中でも最も古いと云われる古典である鶴の巣ごもりを演奏していただきました。

Dai42-2.jpg

そして、十三の砂山を再び第1部のソロ演奏とアレンジを変えて、第2部でも尺八と演奏させていただきました。お互いが狂気と化し、激しくボルテージが上がります!内容はいくつかの約束ごとを作り、あとは即興の演奏です。リハーサルと内容が変わります。時にはスリリングに、松本さんと心をひとつにして演奏します。

Dai42-3.jpg

音楽サロンコンサートでのお客様から、間近に生で和楽器の演奏を直に聴けて大変良かったと感想をいただきました。サロンコンサートは毎度三味線にマイクを使わない全くの生演奏です。今回は尺八もマイクを通しません。マイクは話を喋る時だけに使いました。
演奏する私から一番前のお客様までは2メートルもありませんので目の前から音が迫って来るわけです。恥ずかしいことにこちらの汗の垂れる様までハッキリとご覧になれます(笑)
会場の鳴りは、叩けば撥音が反響してエコーし、叩かずに澄ませて弾いてもきれいに響き通りますのでマイクは要りません。音も汗も生々しい臨場感のライヴです。

Dai42-4.jpeg

今回は三味線と尺八の和楽器の演奏、それは日本のものではありますが身近には無い非日常的なもの。なかなか和楽器の生演奏に触れる機会はありません。私も最初は、民謡酒場で至近距離で聴かせていただいた津軽三味線の音に強烈に感動したものです。津軽三味線の音はとても強く心に響きました。

究極はマイクを使わず生演奏でお聴きいただきたいと思う私としては、何より嬉しい演奏会場でした。
その反面、三味線をもっと聴いていただけるよう、これからも様々な場所で洋楽器、電気楽器などと、面白いコラボレーションも盛んに行いたいと思っています。
尺八の松本宏平さん、お越しいただきました皆様、お付き合いいただきまして大変ありがとうございました!!

Dai42-5.jpeg
(マイクと花束を持って歌謡ショーのようですが、唄ってるわけでは無く、お客様に御礼申し上げているところです。)

カテゴリ:

page top