<< 前の記事      [お知らせの一覧に戻る]      次の記事 >>
繋ぐ、重ねる、あたたまる


皆様、こんにちは。
行楽日和の秋が始まった!と思ったのも束の間、グッと気温が落ちてきて、浅草は年末年始と同じくらい冷たい風が吹いています。
皆様、体調を崩されておりませんか?

寒い季節になってくると、当館所蔵のツギハギの衣類、BOROを作り、使用していた人々に思いを馳せる事が多くなります。
当館のBOROの多くは、今からおよそ100年程前の1920年代を中心に、極寒の津軽地方で作られ使用されていたものです。
当時は今よりも10度程、気温が低かったそうで、真冬の津軽地方は氷点下を下回ることも多かったそう。
当時の人々がハギレを重ね、BOROを作っていた理由の1つが、暖かさを保つため。

寒さを感じ始めた今だからこそ、BOROを作り使用していた当時の方々に思いを馳せられると思い、今回は、ショップで販売している布をつぎ重ねた商品をご紹介致します。

まずはこちら。

Ohara50-1.JPG
襤褸布 86,400円(税込)

まさにこれぞBORO!と叫びたくなるような美しいハギレの重なりが見事です。

Ohara50-2.JPG

こちらは約80年前に津軽地方で使われていたぼろを現代の作家が丁寧に繋ぎ合せた襤褸布です。
そのまま絵画のように壁に飾っても素敵ですし、ソファカバーとして使用するのもオススメです。

続いては同じ襤褸布でも横長のもの。

Ohara50-3.JPG
襤褸布 21,600円(税込)

こちらはテーブルセンターとして使用しても素敵です。

Ohara50-4.jpg

ご紹介した襤褸布すべてに、補強の為の細かな刺し子が施されています。
極寒の中、寒さで震える手でこんなに細かく刺していたなんて、想像してみると、胸が苦しくなって言葉も見つかりません。
皆様にはどう感じて頂けるでしょうか?ぜひ実物を手にとってご覧頂きたいです。


続いてはご紹介するのは、取り扱い始めたばかりのオススメの書籍です。

Ohara50-5.JPG
主婦の友社「古布を着る。」1,814円(税込)

静岡県富士見市在住で、古布愛好家であり、ご自身でも古布を使ったリメイク作品をつくられている、
村松みち子さんと堀内春美さんの、古布に対する愛に溢れた内容となっています。

お二人がどのように古布と向き合い暮らしているのか、リメイクした作品をどのようにして生活の中に取り入れているか。お二人の温かな人柄も感じられる内容となっています。
また、巾着やシャツなどの制作解説も掲載されていますので、古布リメイクにチャレンジしようと思われている方へも、入門書としてもオススメです。

BORO。それは重ねた布の数だけ人々の温かさも重なっているものだと思います。
北風が日々厳しくなって行くこの季節、ご紹介した作品や、所蔵のBOROコレクションをご覧いただき心の奥底から温まって頂ければ嬉しく思います。
皆様のご来館、心よりお待ちしております。

大原

カテゴリ:

page top