皆様こんにちは!
1年で1番の盛り上がりをみせる三社祭も無事に終わり、浅草の街は、少しだけ穏やかな表情の毎日を見せております。
爽やかな皐月ももうすぐ終わり。
来月からは、鬱陶しい梅雨が続く6月。
気分が滅入る事も増える事もあり、今から気分が滅入っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
梅雨に負けない事前準備として、今回は心が晴れやかになる、SOLOLAさんがアフリカから買い付けたカラフルなアフリカン雑貨をご紹介致します。
主役はアフリカの衣類と聞いて、まず想像する色鮮やかなアフリカンプリントです!
まずはこちら。
アフリカンプリント 風呂敷 1,500円
丁度、お弁当箱を包むのに最適なサイズとなっています。この風呂敷の注目していただきたいのはその鮮やかな発色と個性豊かなデザインです。
そもそもアフリカンプリントは、インドネシアのジャワ更紗がルーツになっていて、19世紀中頃、ヨーロッパ経由でアフリカに入ってきました。
当時はもっとジャワ更紗を模倣した、アジア色の強い文様モチーフが多かったのだそうです。
それをアフリカの各地を植民地としていたヨーロッパ人デザイナー達が、「アフリカっぽい雰囲気の色はこっちだよね?」、「アフリカの人が好きなのはこのモチーフだよね?」という話がされ、現在のアフリカの赤土にマッチする強い発色、植物や動物をモチーフにしたアフリカらしいデザインになったのだそうです。
続いてはその図柄を作り出す技法に注目してみましょう。
こちらをご覧ください。
アフリカンプリント コースター 540円(税込)
大きさなどはスタンダードな使いやすいサイズ。
細かな模様が描かれているので拡大してみるとこうです。
こちらの染色の技法はワックスプリント。先にご説明したインドネシアではバティック、日本でも臈纈染めと言われ、親しまれている技法で仕上げています。
この技法、ロウで防染の土手を作り、色別に染めを繰り返す技法なのですが、アフリカではロウだけでなく、キャッサバ(※タピオカの原料となる落葉低木)から作られたノリで防染の土手を作る事もあるそうです。
色彩豊かなアフリカンプリントでは染の回数もきっと多いでしょう。
大胆な色、図柄使いに反し、とても丁寧に作られているのがアフリカンプリントなのです。
こちらのコースターと同デザインの商品もございます。
アフリカンプリント ランチョンマット 1,200円(税込)
一気に食卓が華やぎそうですね。
またこちらは大柄な図柄を使ったものもございます。
アフリカンプリント ランチョンマット 1,200円(税込)
同じく大柄な図柄を使ったオススメの商品がこちら。
アフリカンプリント クッションカバー 3,500円(税込)
茶色のグラデーションが淡い紫に溶けていくかのような、可愛くてちょっと淫靡なとてもオススメのクッション。大きさは約40cm四方の使いやすいサイズとなっております。
(手作りのタメ、若干の誤差はご了承ください)※カバーのみの販売となります。
さて、本日、なぜこんなにもアフリカンプリントをご紹介させていただいたかというと、私ごとですが、先日、友人から結婚するという嬉しい報告がありました。
彼女はケニアと日本のハーフなのですが、数年前に帰国し、現地で見初められ見事ゴールイン。6月に結婚式をするとのこと。
アフリカの結婚式では、現地の方はアフリカンプリントを使ってドレスを作るのだそうです。
SOLOLAさん曰く、ナイジェリアでは、招待客は新郎新婦が選んだ柄を事前に購入し、皆お揃いで披露宴に出かけるそうです。
気になったのでネットで画像を検索すると、柄は一緒なのに、様々なデザインに仕立てられたドレスの数々に圧巻されました!
ケニアの友人の話では、現在は新郎新婦含め全員がお揃いするのは少なくなってきていて、招待客はワンポイントだけ柄を揃えたり、同柄で色違いで揃えたりする事が多いのだそうです。
到底、現地にまでお祝いには行けないのですが。。行くことができたらこちらを披露宴会場に持って行こうかと考えちゃいました!
左 アフリカンプリント クラッチバッグ 3,600円(税込)
右 アフリカンプリント ブリーフケース 5,500円(税込)
どちらも薄いバッグですが、その分身軽になり何より色鮮やかなアフリカンプリントが披露宴にピッタリだと思いますがいかがでしょうか?
遠い異国の地。アフリカ。
そごで生まれたアフリカンプリントは奴隷制度や植民地時代など、決して明るい道だけを歩んだものではありません。
アフリカの方々がそれでも希望を持ち、明るく楽しく生きていこう!という心意気、国民性が色濃く現れているのがアフリカンプリントの発色の原点なのかな?と私は思います。
ぜひ皆様も鮮やかなアフリカンプリントを実物でご覧くださいませ。
当館開催ではないのですが、SOLOLAさんが、アフリカンプリントで浴衣を制作した展示会が間も無く開催されるそうです。
SOLOLA【アフリカ布の浴衣展】
こちらも合わせてアフリカンプリントの魅力をご堪能ください。
あ!アミューズミュージアムも忘れないでくださいね!
皆様のご来館心よりお待ちしております。
大原