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名前  田中 忠三郎
フリガナ  たなか ちゅうざぶろう
<1933-2013>
血液型  O型

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民俗学者・民俗民具研究家・著述家・「布文化と浮世絵の美術館」アミューズミュージアム名誉館長

民具の調査・収集に奔走してきた在野の学者で、私有する2万点以上に及ぶ民具・衣服などの貴重な日本のアンティークコレクションでも有名。これらコレクションは柳宗悦、青山二郎、白洲正子らの流れを汲む「用の美」を体現するものとして、寺山修司、黒澤明、都築響一らが作品制作のために借り受けた。またこの他に所有する古書・近世文書のコレクションも1万点を超える。歴史学者はもとより棟方志功や高橋竹山ら芸術家・文化人との交流も深い。

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アミューズ ミュージアムの名誉館長でもあり、アミューズ ミュージアム内に展示されている刺し子、BORO、そして様々な古民具を、民俗学研究のかたわら40年以上に亘って収集し続けてこられた田中忠三郎先生から、ミュージアム開館に際して、メッセージを頂きました。

※田中忠三郎先生の詳しいバイオグラフィーはこちらから(Wikipedia)

Chuzaburo02.jpg<メッセージ全文>
「11月1日から浅草のアミューズ ミュージアムで、田中忠三郎コレクション展が公開・展示されるという。それは、田中個人のものであろうか、いや、そうではない。

それらは、今から100年〜200年前の雪国、青森の娘さん達が丹念に刺し綴って作った晴れ着、仕事着である。そんな着物と一緒に、それらを綴った人達の魂が、楽しくて嬉しそうに東京、浅草へ遊びに来ている。お爺ちゃんやお婆ちゃんが、「こんなものが、東京に出てきたら笑われるのではないか」と、心配し恥じらいながらも浅草を訪れ、訪れてくれた多くの人達と話をしたいのです。

雪国、青森の冬は厳しい。暖かい衣服がないと暮らしていけない。自分の体を暑さ、寒さから守ってくれるのは身を包む衣服だった。そのために衣服を大切にした。でも、その衣服でさえも、デパートも呉服屋もなかった時代、自分で作らなければいけない。麻を植え、育て、それを刈り取って糸にして布を織り、それから着物を作る。一本の糸、小さな布でも大切にして作られたのが、そんな仕事着や晴れ着だった。冬の夜、寒さ厳しい中で、継ぎ足した衣をまとい、親子が肌を寄せ合って眠った。人はそれをボロ着物、ボロ布団というが、それはボロではなく人の優しさだった。

そんな優しい人達が大切に作った道具たちにも、見て触れて頂きたい。」

是非、アミューズ ミュージアムで、そんな「やさしさ」や「あたたかさ」に直接触れてみて下さい。
皆様の、ご来館をお待ちしております。

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