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ボストン美術館・スポルディング・コレクションとは

ボストンの大富豪、ウィリアム・スチュアートとジョン・テイラー・スポルディング兄弟が帝国ホテル等の設計で有名な建築家フランク・ロイド・ライトの協力を得て、明治末期から大正にかけて収集した約6,500枚の世界で最も美しい、「浮世絵の正倉院」と言われる上質な浮世絵版画のコレクションです。

スポルディング・コレクションは、世界最高品質と言われながら、浮世絵の植物系顔料は壊れやすい等の理由により、コレクションを最善の状態に保つため1921年ボストン美術館寄贈の際に、一切の公開展示を禁止。今日まで90年近くにわたり公開されること無く保存されてきました。展示を禁止され、光を遮断した低湿度の管理により、ムシやカビからの害からも免れ、作品の劣化を奇跡的に避けることができました。葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿、鈴木春信などの名品の初摺りが、摺られた当時の色彩と鮮明さで残されているのはもちろん、スポルディング・コレクションでしか見られない作品もあります。

ボストン美術館では、寄贈者の遺志を尊重しながらも、作品に影響を及ぼさないデジタル技術などによる新しい方法でこのコレクションを多くの人に公開することを決めました。2006年から3年近くをかけて、NHKプロモーションとボストン美術館が共同してコレクションのデジタル化を行い、2007年からNHKスペシャルなどの大型番組で何度かその経緯などが放送されました。日本では、15年間限定の二次使用権を獲得し、いよいよ2009年11月よりアミューズが、NHKプロモーションと特別協賛の第一興商との協力を得て、このスポルディング・コレクションの高精細デジタルデータを浮世絵シアターにて公開いたします。
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